30 Years of History写真で見る嵯峨野トロッコ列車の歴史
沿 線
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1977
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1991
旧国鉄からJRへと分割民営化をしたのが1987年。JR西日本は輸送力増強策の一環として、山陰本線を複線電化。1991年、廃線となった路線を復活させ、嵯峨野トロッコ列車として、4両編成で運行を開始。
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1978
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現 在
「トロッコ保津峡駅」のホームに愉快なたぬきを設置。旧国鉄時代に通勤・通学の移動手段として利用された「保津峡駅」から行楽客が非日常の世界を楽しむ駅へと生まれ変わる。
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1986
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現 在
旧国鉄時代ではゆっくりと見ることが出来なかった景色も、トロッコ列車では時速約25kmでゆっくり美しい景色を楽しむことが出来るように。
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1992
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現 在
開業1周年を前に、老齢化や害虫で立ち枯れなどが目立つ沿線を「観光列車」にふさわしい景色にするため、桜守・佐野藤右衛門氏と地域の皆様の協力を得て「トロッコ亀岡駅」付近に桜を植樹。
その後も沿線各地に社員と地域の皆様と一緒に桜や紅葉を植樹し、現在は美しい景色が沿線に広がる。
安全への取り組み
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1992
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現 在
1月、2月の運休期間中を利用して、8年に一度、車両全般検査を実施。最重要部であるエンジンやブレーキの細部にいたるまで念入りな点検・整備を行なっている。
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1999
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2004
1999年6月「トロッコ保津峡駅」構内において土砂崩れが発生。土砂や流木が、5mの防護壁を乗り越え駅構内に流れ込み、ホームや線路の上に約22メートルにわたって埋まる。
2004年の台風21号による土砂流出の際には、2日間に亘り、昼夜を通しての復旧作業に徹した。
過去の災害を教訓に「落石防止ネット」等を設置し、更なる安全性の向上に努めている。
駅
《トロッコ嵯峨駅》
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1991
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現 在
開業時は木造平屋建ての外観で木材を多用した和風デザイン。その後、1997年に新駅舎が完成。外装は周辺地区が第一種風致地区に指定されているため、レンガ調とし、周囲と調和する外観の駅舎となった。
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1993
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現 在
1993年新たな観光資源として、観光ラン園「嵯峨野ランアート」が「トロッコ嵯峨駅」前にオープン。入場料は大人600円小人300円とし、約1,000㎡の全面ガラス張りの大温室に約5,000鉢もの蘭の花を配置。1999年にリニューアルの上無料開放とし、蘭の展示スペースを半分以下に抑える一方、観光客がくつろげる多目的スペースを新設。現在、同スペースは鉄道グッズ販売店舗や飲食店舗(ラーメン)、「ジオラマ京都JAPAN」として使用している。
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2001
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現 在
2003年4月28日に19世紀をテーマとした「19世紀ホール」がオープン。蒸気機関車を展示場所に設置してから建物が建設された。
《トロッコ嵐山駅》
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新線切替以降
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現 在
国鉄時代から使用されたトンネル(左)と複線化に伴い新しく設置されたトンネル(右)。旧線と新線の間に「トロッコ嵐山駅」が設置された。
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1993
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現 在
1993年トイレの水洗化・駅コンコースの拡張工事が完了。観光客の憩いの場として活用されている。
《トロッコ保津峡駅》
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1992
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1993
開業当初から信楽のたぬきを設置。1993年に「カリヨンタワー」を設置。
《トロッコ亀岡駅》
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1991
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現 在
開業時は屋根がなかったため、雨の日などは列車を待つ場所もなかったが、1992年4月24日に現在の駅舎が完成。現在は桜と共に親しまれている。
嵯峨野トロッコ列車
オリジナルキャラクター
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2002
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現在
2002年のハロウィンに合わせて公式キャラクター「トロッキー」がデビュー。少し形を変えて、2017年6月17日にリニューアル。現在も活躍中!